入社前は別の職種で働いていた私にとって、建設業は分からないことだらけでした。1年目は技能職の先輩と一緒に現場に出て作業を経験させてもらい、重いものを運んだり、ビス打ちをしたり、鉄筋を組んだり、時にはコンクリートの打設を手伝ったりもしました。
入社して3年目、自分が現場を管理するようになって、作業の経験が本当に大切だったことに気づかされます。下請けの業者さんや技能職の先輩に動いてもらうにしても、自分の指示がどんな作業なのか。さらに、課題や問題点をどう解決していくか、経験や知識、想像力や発想力を駆使して、解決案を出さなければなりませんが、そんな時、机上の空論にならない管理に繋がってきます。加えて、現場管理を行う上で大事なことは、コミュニケーション能力です。短期間でも一緒に汗を流したり、頑張っている姿を見てくれた職人さん方は、色々な場面で協力的に動いてくれます。そこでも、当時の経験が生きていると実感しています。
また、社風として、挑戦した失敗は将来の宝になると、前向きに努力するものには、思い切った仕事ができる環境を与えてくれます。当時、少し私には荷の思い現場を逃げずに引き受けた時のことでした。予定していた工程をうまく進めることが出来ず、出張先の先輩にヘルプの電話をした際かけられた言葉は「わかった、明日私もそっちに行けるようにするから一緒にやるぞ!」たったそれだけでした。
真摯に挑戦や努力を続けていれば、結果だけではなく、プロセスや将来を見越した評価をしてもらえる土壌がある。そして、非常に経験豊富な先輩社員がおり、秀でたところを認めてくれて、足りないところを補ってくれる。困ったときには相談できるし、信頼を積み上げれば、どんどん任せてももらえます。
私自身、まだまだ先輩にフォローしてもらってばかりですので、知識と実績を積み上げ、少しでも早く一人前の施工管理者になりたいです。